訪問看護 コミュニティナース

コミュニティナースとは?

コミュニティナースという看護師が注目されています。
病院や高齢者施設、訪問看護事業所などに所属しないで、地域に共に生活しながら、医療知識を活かして、地域住民の医療に関するサポートをする看護師です。

 

【訪問看護看護師との違い】
訪問看護の場合、看護師は契約した患者宅を1日に数件訪問し、看護師1人で担当する患者は多くても合計10人位です。
患者はある程度病気が判明して薬も服用していたり、自宅で点滴などの医療行為を受けています。
また、訪問する曜日や時間も決まっており、患者側は自己負担金を支払うと同時に、健康保険または介護保険を通して保険適用分の費用を支払います。

 

これに対してコミュニティナースは、特定の患者を担当するのではなく、地域全体の住民に対して幅広く活動を展開します。

保健師との違い

看護師資格を取得した後に取得できる「保健師」という資格があります。
保健所などの公的機関や企業に所属して、健康についてのサポートをするものです。コミュニティナースは看護師よりも、この保健師と似た活動内容になります。
違いとしては、企業や施設に常駐するのではなく、担当する地域に居住して活動する点で、サポート対象もその地域住民全般ということです。

コミュニティナースの達成度

コミュニティナースの難しい問題としては、活動による結果の達成度の評価が難しいという事がいえると思います。
医療保険の利用が減少、地域住民の寿命が延びた、死亡者数の減少、などに数字の変化があったとしても、それが1年間や2年間では結果が出にくいでしょう。
また、それ以上長い期間で計測したとすると、コミュニティナースの活動によるものなのか、その他の要因によるものなのか判断が難しいでしょう。
日々の活動を細かく記録して開示して事業主体や住民にアピールしていく以外に現在のところ活動結果を示す方法はないでしょう。

コミュニティナースは頼りにされるか?

コミュニティナースは地域に根差した活動を行います。
ある意見によれば、そういえば看護師だったね、と思われるような
存在である、というものもあります。
コミュニティナースは、様々なネットワークで医療機関と繋がりを持っていますが、孤島の診療所の医師とは違います。
自分で薬を処方する事はできませんから、体に異常があったら直接医師に看てもらった方が早いという事も言えます。
その典型が、病院が高齢者の集会所のようになってしまっているという状況です。
少なくとも、ネットで何でも調べられる世代には必要性が少ないかもしれません。
自分で何も対応できない高齢者にとっては、色々と話も聞いてくれて、医療の事
もアドバイスしてくれて、いざとなったら的確に医療機関へと繋いでくれる貴重な存在になるでしょう。